「秋は夕暮れ。」と枕草子でも語られているように、秋は四季の中でも美しい夕暮れ時を過ごせる季節です。
空をだんだんとオレンジ色に染めながら沈みゆく夕日は、とてもロマンチックな景観を創りだしてくれます。
東京諸島は、思わず感嘆してしまうほど綺麗な夕日スポットの宝庫です。

大島:元町浜の湯
元町浜の湯は公共の温泉露天風呂です。伊豆半島が広がる水平線を一望しながら、夕日がその大海原と空を茜色に染めてゆく様子を眺めることができます。熱い源泉が注がれた温泉に浸かりながらの鑑賞で心身ともに温められます。

利島:利島港桟橋
島内唯一の港に設けられた桟橋は、日中は釣りの名所として楽しまれています。夕暮れ時になると水平線に沈んでいく夕日が、桟橋にある赤い灯台も相重なって、ノスタルジックな風景が広がり、素敵なスポットへと変貌します。

式根島:大浦海岸・夕日が丘
島の人たちも通いたくなるほど、夕暮れ時の景勝地として有名な大浦海岸。式根島特有のリアス式海岸から生まれる岩場のシルエットと夕日とのコントラストは、まるで一枚の絵画を見ているかのような完成された風景です。

神津島:前浜
前浜は約800mほど続く美しい白浜がある神津島のメインビーチです。島の西側に位置しており、夕日が沈む際に海面に反射するひとすじの光の道が見られることも。「神が集いし島」に相応しく、神々しい夕日を拝むことができます。

三宅島:伊豆岬灯台
明治42年に建造された純白のランプ式無人灯台で、珍しい角柱型をしている伊豆諸島最古の灯台です。灯台の前に海に向かって設置されたベンチはあなただけの特等席。遮るものなく目の前に広がる地平線に沈む夕日をゆっくりと堪能してください。

青ヶ島:尾山展望公園
集落からおよそ1km、遊歩道の登り口から約15分で到着できる尾山展望公園は、島全体を見渡せるほど標高が高い場所です。鮮やかな橙色を纏った夕日が木々の生い茂る緑々とした山と深い青の太平洋の合間に沈みゆく姿を、青ヶ島らしいゆったりとした時間の中で眺められ、贅沢なひとときを満喫できます。

父島:ウェザーステーション
三日月山の展望台・ウェザーステーションは父島の西側に位置します。綺麗な夕日が見られるのはもちろんのこと、ここでは幻の閃光と呼ばれる太陽が沈む直前に一瞬緑色に輝く現象「グリーンフラッシュ」が見られる確率が高いのだそうです。この現象は厳しい条件を、全てクリアした時初めて目にすることができるのですが、ウェザーステーションはグリーンフラッシュに遭遇しやすい世界有数の場所です。一風変わった珍しい夕日を是非父島でご覧になってみてください。

母島:サンセットシアター
静沢の森遊歩道の入口周辺に位置するサンセットシアターには、ひっそりと置かれている木のベンチがあります。上映開始は夕暮れ時、ベンチにゆったりと腰掛けながら、小笠原の海に夕陽が溶けて蒼色にオレンジ色が混ざり合っていくような様子を眺めることができます。

いかがでしたか。限られた時間にしか見られない夕日が創りだす絶景を、是非東京諸島でご覧になってください。

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