春は植物が開花する季節です。
この季節に咲く花は、春の訪れを感じさせる色鮮やかで可愛らしいものが多いですよね。
自然豊かな東京諸島で春に咲く、代表的な花々をご紹介します。

大島:オオシマツツジ
オオシマツツジはヤマツツジの変種で伊豆諸島中心に分布しており、5月上旬から見ごろを迎えます。庭先や公園に植えられていたりと、島のいたる所で見ることができます。なかでも「つつじ園」には約3万株ものオオシマツツジが咲き誇り、鮮やかなピンク色の花のトンネルを作り出します。大島の新緑の木々に美しく映え、春ならではの景色を楽しむことができます。

新島:エビネラン
エビネランは4月中旬から5月上旬までが見頃です。エビネランにもいくつかの品種があり、白・紫・黄など色とりどりの花をつけます。伊豆諸島の特産種である「ニオイエビネ」は、多花性で強い芳香があります。昔は自生のエビネランが多く咲いていましたが、乱獲によってほとんど絶滅してしまったため、新島では「えびね公園」で保護し、花の咲く時期のみ開園しています。

神津島:アツバスミレ&フモトスミレ
豊かな自然に恵まれた神津島では3月〜4月にかけて色々な種類のスミレを目にすることができます。海沿いによく見られる紫色のアツバスミレや、山の麓に分布する白い花のフモトスミレなどがあります。天上山の登山では、他にも様々な植物を見ることができます。

八丈島:フリージア
フリージアは色によって少し異なりますが、優しい甘い香りのする清楚な花です。丸みのある花びらと、色とりどりに咲き乱れるフリージアは見ているだけで癒されます。八丈島では毎年恒例の「八丈島フリージアまつり」が今年も3月24日(日)〜4月7日(日) に催され、約35万本のフリージアが黄色・白・ピンク・紫・赤などに咲き乱れ、鮮やかに八丈富士の麓一面を彩ります。イベントでは大地をキャンパスに、フリージアで作られた巨大な花絵の絨毯「フリージアインフィオラータ」や、花の無料摘み取り体験などが楽しめます。八丈島の特産品の販売なども行なっており、色鮮やかな花畑を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごせます。

春の訪れを楽しみに東京諸島へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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