東京から南に約290㎞、ひょうたんの形をした常春の島、八丈島。
自然豊かなこの島で、平安時代から伝承されたとも言われ、今も変わらず織り続けられている絹織物があります。
それが黄八丈です。
黄八丈は島の草木で糸を染めることから始まります。
コブナグサという植物で染める黄染め、タブの木の皮を使った樺染め、椎の木の皮を利用する黒染めです。
島の恵みで染められた黄色、樺色、黒色の糸は、長年引き継がれてきた歴史ある製法で織り手によって丁寧に格子縞に織り込まれていき、美しい伝統工芸品の「黄八丈」になります。

八丈島では黄八丈の小敷物が織れる織物体験や、機織りの見学、黄八丈着付け体験など、実際に身近に触れることができます。

織物体験では初心者や子供でもベテランの織り子さんが丁寧に教えてくれ、自分だけのオリジナルな織物を作れます。
作った作品は後処理をしてから後日郵送してくれるので、良い旅の記念になります。
黄八丈の機織り見学もオススメです。
工房では小気味良い音を奏でながら、織り子さんが丁寧に力強く打ち込んでいる様子を間近で見ることができます。
リズミカルな織機の力強い音は、丈夫で美しい布が織られている証なのだそう。
島の歴史が詰まった鮮やかな黄色の黄八丈を着付けてもらう体験は、身が引き締まり、いつもとちょっと違う優雅な気分を味わえます。
黄八丈の雑貨、ポーチ、財布、バッグなどの小物はお土産にもぴったりです。
細かく編み込まれた黄八丈は丈夫で長持ちし、また特徴ある色合いが素敵で、大切な人へのお土産や自分へのご褒美にしたくなります。

是非この機会に八丈島で、古くから伝わる伝統工芸品「黄八丈」に触れてみませんか。

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