小笠原では戦前サトウキビ栽培が盛んで、サトウキビから作られるラムは小笠原のソウルスピリッツとして親しまれていました。
小笠原のラムをもっと美味しく、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、開発プロジェクトを立ち上げ、海底熟成試験をし完成したのが母島で作られている新ブランドのラム酒「Mother」です。

「Mother」は製法が独特です。瓶詰めまでは通常通りの過程ですが、熟成をさせるときに母島の海底へ沈めます。1年間海底で寝かせることで海水温・水圧・波の揺らぎが加わり、熟成に良い環境が整って、香りと味わいにまろやかさがプラスされます。

長い時間と手間ひまをかけて作られた海底熟成ラム「Mother」は、店頭販売やインターネット販売だけでなく、申し込みを受けてからラムを海底に沈める「ラムオーナー制度」(受注販売)もあるのだそう。申し込んでから手元に届くのは約1年後。1本ずつシリアル番号が付けられ、自分のために大切に管理し熟成されたラムが届くのはとても楽しみですね。

ラム酒をストレートで味わうのもおすすめですが、小笠原の特産品を使った、オリジナルカクテルもまた格別です。

サンセットマザー
小笠原の蒼い海をオレンジで染めあげる夕日をイメージして作られた、ブラッディメアリーのラム版です。小笠原産の島トマトを使った濃厚なトマトジュースと味に深みのあるラム酒は、まろやかな舌触りで、じんわり香りと味わいが口の中いっぱいに広がります。一年中太陽に恵れた環境で育った蜂蜜のような甘みを帯びた島トマトをかじりながら、サンセットマザーを堪能するのがおすすめです。

マザー・オブ・リバティ
焼酎や泡盛のような日本の伝統的なお酒に似たような深みのあるラム酒に、コーラと心地よい酸味と爽やかな香りの島レモンを加えたカクテルは、南国リゾート気分に浸れる小笠原にぴったりのお酒です。ソルトのありなしで、まったく異なったテーストを嗜むことができます。

ボニン・ホワイトアイ
小笠原諸島の母島列島にのみ生息しているハハジマメグロの英語名が由来のオリジナルカクテル「ボニン・ホワイトアイ」。小笠原で多く生産されているパッションフルーツが使われ、黄色の果肉と果汁に黒い種が入った、可愛らしいカクテルです。味わいもトロピカルで甘みを感じられる仕上がりです。

大切な人や友達への手土産に、日頃頑張っている自分へのご褒美に「Mother」を贈りませんか。
大人な時間に酔いしれる、幸せなひとときを過ごすことができますよ。

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