青ヶ島は丸山を中心に世界的に珍しい二重カルデラを形成しています。
この島は活火山であるために、地面から大量の水蒸気が吹き上がっています。
この様子を島の方言で、「火の際」という意味の「ひんぎゃ」といいます。
この「ひんぎゃ」、美味しいんです。
というのも、「ひんぎゃ」自体を食べる訳ではなく、この「ひんぎゃ」で食材を調理します。
「ひんぎゃ」の熱を使って加熱された釜の中に、持参したものを入れて蒸し器として使用します。
島内には「ひんぎゃ」の塩という、海水から蒸発濃縮させる製法で作る塩があります。
様々な栄養素を持つ黒潮本流の海水を汲み取り、「ひんぎゃ」の熱を使って時間をかけながら結晶化させているので、
カルシウムを多く含み、味も少し甘みを感じさせるようなまろやかな仕上がりになっています。
この「ひんぎゃ」の塩を調味料に、「ひんぎゃ」釜で蒸した食材を口にすると、どことなく「ひんぎゃ」パワーが
体からみなぎってくるような感覚に浸ります。
パワーは体の内側からだけでなく、外側からも感じられます。
青ヶ島村ふれあいサウナこそがその場所です。
名前の通り、「ひんぎゃ」を使い、サウナに入れる施設があります。
ここで肌から恩恵を受け、疲れた体にエネルギーを補給し、心体で「ひんぎゃ」チャージしてみては
いかがでしょうか。